早めの治療が大切です
消化器内科は、食べ物の通り道の消化管、口から肛門までと、実質臓器の肝臓・胆のう・脾臓の症状を診察・治療する診療科です。まずは患者さまから病歴や気になる症状などについて詳細に伺います。その後必要に応じて検査を行います。
消化器内科は、食べ物の通り道の消化管、口から肛門までと、実質臓器の肝臓・胆のう・脾臓の症状を診察・治療する診療科です。まずは患者さまから病歴や気になる症状などについて詳細に伺います。その後必要に応じて検査を行います。
超音波検査は、心臓なら心臓、肝臓なら肝臓と、ひとつの臓器をじっくりリアルタイムで観察することができます。また、CTやレントゲンのような被曝の心配がなく、検査時間も10〜15分くらいと比較的短いため患者さんの身体に負担をかけずに診断を行えることも、超音波検査の大きな利点です。
胃炎は、胃の内壁が炎症を起こす状態で腹痛、吐き気、食欲不振、胸やけ、嘔吐を伴うことがあります。主な原因には、ヘリコバクター・ピロリ菌という細菌感染、過度のアルコール摂取、ストレス、そして不規則な食生活などがあります。胃炎には急性のものと慢性のものがあり、急性胃炎は突然発症し、短期間で治癒することが多いのに対し、慢性胃炎は長期間にわたって持続することがあります。
胃がんは、胃の内壁に発生する悪性腫瘍の一種です。日本では比較的多く見られるがんの一つであり、特に高齢者に多く発症します。胃がんの主な原因としては、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染、喫煙、過度の飲酒、塩分の多い食事、加工肉の摂取などが挙げられます。初期段階では症状が現れにくいため、早期発見が難しいことが特徴です。進行すると、食欲不振、体重減少、腹痛、吐き気、消化不良などの症状が現れることがあります。
胆石症は、胆のう内に胆石が形成される病気です。胆石が小さい場合は無症状であることが多いですが、大きくなると胆のうや胆管を塞ぎ、右上腹部の痛みや炎症を引き起こすことがあります。痛みの他に、吐き気、嘔吐、消化不良などの症状があります。胆石症は、肥満や高脂肪食、遺伝的要因などがリスク要因とされており、生活習慣の改善が予防に役立ちます。
逆流性食道炎は、胃の内容物が食道に逆流することによって引き起こされる炎症です。主な症状には、胸やけ、喉の痛み、飲み込みにくさ、咳などがあります。逆流は、食道と胃の間にある下部食道括約筋の機能不全によって起こることが多いです。
ピロリ菌は、胃の内壁に生息する細菌で、主に胃炎や胃潰瘍・胃がんの原因とされています。口から感染することが多く、感染すると胃の粘膜に炎症を引き起こします。ピロリ菌の感染は、血液検査や呼気検査、内視鏡検査などで診断されます。早期の診断と適切な治療が重要です。
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